常任指揮者 新田ユリについて
愛知室内オーケストラでは、2015年1月より常任指揮者として新田ユリ氏を迎えます。
室内オーケストラとしてのサウンドを追求し、クオリティを高め、室内オーケストラの特色を活かした作品に積極的に取り組むなど、皆様により良い音楽をお届けできるオーケストラになるよう活動を発展させてまいります。
今後ともご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
〈プロフィール〉
国立音楽大学卒業。桐朋学園大学ディプロマコース指揮科入学。指揮を尾高忠明、小澤征爾、秋山和慶、小松一彦各氏に師事。
1990 年第40 回ブザンソン国際青年指揮者コンクールファイナリスト。
1991 年東京国際音楽コンクール指揮部門第2 位。1991 年に東京交響楽団を指揮してデビュー。
その後も東京都交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、ニューフィルハーモニーオーケストラ千葉、仙台フィルハーモニー管弦楽団、広島交響楽団、札幌交響楽団、京都市交響楽団、神奈川フィルハーモニー管弦楽団、大阪センチュリー交響楽団、名古屋フィルハーモニー交響楽団、アンサンブル金沢、京都フィルハーモニー室内合奏団、東京室内合奏団、愛知室内オーケストラを指揮。
また東京佼成ウィンドオーケストラ、大阪市音楽団、シエナ・ウィンド・オーケストラ、東京吹奏楽団など吹奏楽での活動も行っており、1994 年にキングレコードより東京佼成ウィンドオーケストラを指揮して6 枚リリース。2009 年10 月には東京佼成ウィンドオーケストラ、大阪市音楽団を指揮したCD が3 枚ポニーキャニオンよりリリースされた。オペラでは、横浜シティオペラ、大田区民オペラ協議会で モーツァルトの5 大オペラ、「夕鶴」などを指揮。
2000 年10 月~ 2001 年10 月、文化庁芸術家在外研修員としてフィンランドに派遣され、音楽監督オスモ・ヴァンスカ氏のもとラハティ交響楽団で研修。フィンランド国立歌劇場とサヴォンリンナ音楽祭においても、オスモ・ヴァンスカ氏のアシスタントを務める。これまでにクオピオ交響楽団、ミッケリ市管弦楽団、ヨエンスー市管弦楽団、フィンランド海軍吹奏楽団、フィンランド国防軍吹奏楽団、ラ・テンペスタ、クリスチャンサン交響楽団などフィンランドはじめ北欧諸国へ客演を続けている。
2005 年~ 2007 年オウルンサロ音楽祭へ招聘、2006 年、2013年リエクサ・ブラスウィーク客演。2005年9 月にフィンランド日本友好協会よりラムステッド基金奨学金を授与される。
また2006 年4月にはオクタヴィア・クリストンよりヨウコ・ハルヤンネ氏(フィンランド放送交響楽団ソロ首席トランペット奏者)との共演CD < Symbiosis >がリリースされた。
2006 年、2007 年には東京新聞フォーラム「指揮者がみたフィンランド」にて講演と演奏のプロデュース・指揮を務めた。2007 年4 月より2009 年3 月まで中日新聞「エンタ目」に月1 度コラムを執筆。プログラムノートの執筆も多く自分の公演のほか、北欧音楽を取り上げた2007年5 月紀尾井シンフォニエッタ東京、2008 年1 月NHK交響楽団の定期演奏会を担当。
2008 年6 月、2010 年7 月にNHK「名曲探偵アマデウス」に出演。シベリウスの「フィンランディア」「交響曲第2 番」を特集した番組の解説を務める。
日本シベリウス協会事務局長・理事(2014年10月より会長に就任)。国立音楽大学、桐朋学園大学、相愛大学、同志社女子大学などで後進の指導に当たっている。アイノラ交響楽団正指揮者「森と湖の詩サロンコンサート」主宰。
○公式ホームページ「森と湖の詩」https://www.yuri-muusikko.com